雨の高千穂備忘録 その2
スタートしてクリートキャッチに手こずる。
6、7人が飛び出し、予想通り前年チャンプが
先頭に立つ。
私は少し出遅れたが、すぐに加速して
チャンプの後ろに付く。
すると私の右側をGINRINの強豪選手がスルスルと上がっていく。
先頭のチャンプも抜いて、そして見えなくなった。
チャンプは追う様子も無く、アウターで淡々と登って行く。
それに死に物狂いでついて行く私。
後先考えず、尾津留アタック並みの
強度で食らいつく。
しかし、捨て身の攻撃がいつまでも続くわけもなく
チャンプからも少しずつ離され
例年通りの1人旅突入。
もうここからは我慢大会。降ってくる選手と
ウェットな路面に気を使いながら
自己ベスト更新を目指して登って行く。
10km地点ではベストより20秒ほど早く通過。
まあここまで捨て身で来たから当然か?
そして最後の激坂区間に突入するが
完全に脚も心拍も終了しており、まともに
登ることが出来ない。
降って来た選手に抜き返されるという
情けない走りでひたすら我慢。
さらにゴール手前50mで同組の選手にも抜かれ
フラフラになりながらフィニッシュ。
つづく