県民スポーツ大会
コースは1.4km×12周。私が出走する40代カテゴリーは25名の参加。
マークする選手はただ1人、JBCFのE1で走っているO選手。その他の選手はレースに出ている様子はなかったし、私自身は先週の椿ヶ鼻ヒルクライムで自己ベストを更新して、過去最高レベルの仕上がりを感じていたので、漠然と負ける気がしなかった。
スタート3分前。台風接近で風が強く、曇っていたが気温は30℃を超えていた。
アチぃなあ、とか思っているとスタートの号砲。緊張からか、クリートキャッチに失敗してスタートダッシュに乗り遅れ、後方へ追いやられる。直ぐに前へ上がろうとするが、道は狭いしコーナーは連続するし、そもそもペースが速くて前に行く機会を掴めない。
2周ほど走ってペースが少し緩んだ隙にスルスルと前に上がる。レースはハイペースで進み、付き位置でも苦しい場面があるが、他の選手はもっと苦しい筈だと言い聞かせ我慢して踏み続ける。そして5周目くらいで1人の選手がアタック、あっという間に15秒ほど差がひらくが、すぐにバテるだろうから放っておく。
私を含めた先頭の数人でアタックを繰り返し、集団の人数は削られていった。
そして気付く。逃げている選手が落ちてこない。この時点で生き残ったのは私とO選手、もう1人知らない選手。3人で回し続けているのに、逃げとのタイム差が縮まらない。
残り3周になってもタイム差が15秒前後から変わらない。誰や逃げてる人!強いぞ!
残り2周、逃げとのタイム差が12秒に縮まったところで一か八か単独ブリッジを試みる。
ファイナルラップ前の上りを全力で駆け上がり、その後の下り区間も全力で踏んでラスト1周で追い付く作戦。これで差し切ったらメチャメチャ格好いい。
しかし冷静に考えれば、3人で目一杯回して追い付けないのに、1人で追い付くわけがない!ファイルラップを半分も走らないうちにバテて大失速し、しっかり付いてきた2人に千切られ終了。結局逃げの選手は2秒差で逃げ切り、私は瀕死の状態で4位。40代最後の県体が終わりました。
それとあとで知ったが単独で逃げ切った選手はトライアスロンガチ勢で、優勝経験もある猛者でした。
やっぱり参加者のリサーチは重要ですね。
総評
完全に力負けでした。最高で優勝、最低で2位と思っていた自分が恥ずかしい。
E1のO選手には敵わないと思っていたが、ノーマークの2人にもコテンパンにやられてしまった。それでもラスト2周でブリッジを仕掛けたり、上りでアタックしたり、積極的な走りが出来たのは良かったと思う。今後は積極的な走りを確実に勝利へ繋げられるように、計画的にトレーニングを行い、定期的にレースにも参戦してテクニックの向上も図りたい。
帰り道、モヤモヤした気持ちが収まらなかったので、汗でビショビショのジャージをまた着て、椿ヶ鼻ヒルクライムのコースをアタックしたが、最後の激坂で両足のふくらはぎが盛大に攣り、コケました。
おわり