チャリ活動備忘録

激坂時々平坦

椿ヶ鼻ヒルクライム

午前4時半。今年も家族で椿ヶ鼻へ向かう。

台風接近中で、低く暗い雲が空を覆っていた。

受付を済ませ、パンフレットで私のカテゴリー

男子Fの選手をチェック。

去年の男子Fチャンプ以外の強豪選手は見当たらず

この選手を徹底マークの作戦で走る事にする。

男子F、午前8時40分スタートを最前列で待つ。

昨年チャンプは私の右隣にいる。

 

号砲が鳴り集団が一斉に飛び出す。

トンネルまでの約2kmの登り、昨年の男子Eの時とは違い

ペースが明らかに遅い。

それはトンネルを抜けて、平坦から下りになっても変わらず

スローな流れで、序盤が終わろうとしていた。

それでも中盤から始まる本格的な登りになると

集団はあっという間にバラけて、昨年チャンプと私

そしてもう1人、ストラバでたまに見かけていた選手の3人だけになった。

そしていよいよラスト2kmの激坂区間に突入。

 

ここで私に異変が。

激坂区間に入ってすぐに、顔面が蒼白してゆくのを感じた。

いままで感じたことのない感覚。

心拍も普段の練習くらいまでしか上がらないし

力も入らない。

ここまで昨年チャンプに付いて来たが、徐々に離されゆく。

もう1人の選手もチャンプを追って私を抜いていった。

残り1kmで3番手。もう前の2人は見えなくなった。

今まで経験した事のないような苦しみ。

去年はラストにアタックする余力があったのに

今日のこのザマはなんだろう、、、

残り200m。沿道に家族の姿が目に入るが、手を上げる

余裕もなく、フラフラになりながらゴール。

 

結果は3位。タイムは39分47秒で昨年より

約1分も遅い。

ゴールしてからしばらく項垂れていたが

家族に労いの言葉をもらったら、気が楽になった。

 

そういやあBS1チャリダーが撮影にきてたな。

同じカテに猪野学の名前があったけど、走ったのかな?

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